事業内容
足立牧場は330頭の乳牛を飼育し、1ヶ月に約25頭分娩、1ヶ月に約10頭を預託牧場(東農牧場)より下牧する牧場です。
現在は10名のスタッフが3交代制シフトで「酪農」「畜産」「製造」を行っています。
搾乳部門
- 搾乳形態
- 朝、昼、夜の3回搾乳
- 搾乳時間
- 朝5時、昼13時、夜9時、搾乳開始
- パーラー
- 10頭Wパラレルパーラー(ウェストファリア製)
- バルクタンク
- 5tバルクタンク2基
- 乳牛の管理
- パソコン(DairyPlan)で個体管理
- 一日の出荷量
- 約10,500L → 牛乳パック約10,500本分
和牛部門
- 子牛
- 東農牧場で和牛の受精卵を育成牛に移植してもらう。
- ET
- 採卵牛(ドナー牛)を3頭飼育しており、受精卵を採卵し、預託牧場に預けて移植してもらう。
- 育成
- 生後約9ヵ月齢まで育成し、飛騨の子牛市場に出荷、又は地元の肥育農家さんに販売して飛騨牛の素牛づくりに貢献。
飼料部門
- メイン
- 発酵飼料を主体としたエコフィード
- 発酵飼料
- おから(豆腐を作るときに出る大豆の搾りかす)にトウモロコシなどの穀類や糟糠類などを混ぜて水分を約50%にして密閉し、約90日間発酵させる。
嗜好性に優れ消化性も良い飼料。
堆肥部門
- 除糞
- 毎日2回ローダーで各群ベッド、通路をきれいに除糞する。
- 戻し堆肥
- 毎日の除糞で出てきた糞尿をオガ粉で水分調節し、約2ヵ月間嫌気発酵させてから再び牛のベッドの敷料として利用する。
- 堆肥
- 戻し堆肥とは別ラインで約2ヵ月 ~ 4ヵ月間発酵させ、地元の野菜農家さんに供給し耕畜連携を推進。
- 生菌材
- 牛の免疫力向上と、良質な堆肥(戻し堆肥)作りのために特殊乳酸菌を飼料に添加。
- 特殊乳酸菌
- 生きて腸まで届き、生きたまま糞中に出る乳酸菌。
その菌を主体とした嫌気発酵により堆肥作りをする。
ヤクルトのカゼイ・シロタ株や明治のLB81(ブルガリア)、LG21と同類の乳酸菌。